Business Divisions事業部紹介
「空」のプロがチームワークで
安全と信頼、確かな技術を提供します当社の航空撮影業務は、運航部、整備部、情報技術部の3事業部のチームプレーで遂⾏されています。
それぞれの分野の国家資格有資格者である、操縦⼠、整備⼠、撮影⼠が緊密に連携し、 安全運航と⾼品質なサービスの提供に努めています。当社で行なっている航空撮影業務の典型的な流れをご紹介します。
航空機は⾃由に⾶べるイメージがありますが、実際には⼤変細かいルールに則って運航されています。
関連するすべての管轄機関へ事前に⾶⾏申請書類を提出しなければなりませんし、たとえ申請が受理されても、さまざまな事由から⾶⾏できないエリアもあります。
これらの知識と経験を踏まえ、撮影・計測エリアの計画を⼊念に精査することから、当社の撮影業務は始まります。
撮影業務の流れ
-
撮影計画の精査
お客様から依頼された撮影・計測エリアの⾶⾏計画を精査します。⾶⾏において障害のある地形ではないか?制限のある空域に⼊らないか?等に重点をおいて確認します。
申請書類の作成
安全かつ効率的な撮影作業を⾏うために、関連するすべての管轄機関に事前に⾶⾏申請書類を提出します。
-
関係各所への調整
当⽇の作業がスムーズに実施できるよう、運航管理担当者が調整を⾏います。空中では⾃社機だけではなく、他のさまざまな航空機も⾶⾏しているため、時には同業他社と連絡を取りながら安全に作業が⾏えるよう準備します。
天候調査
空中写真撮影でカギを握るのが天候判断です。⼀般的な天気予報だけでなく、専⾨的なデータを読み解き準備します。
-
⾶⾏準備・ブリーフィング
パイロットと撮影⼠でブリーフィング(打ち合わせ)を⾏います。撮影⼠が予定に沿った物件内容を説明し、それに基づきパイロットが⾶⾏計画を⽴てます。パイロットは運航管理担当者と共に、天候、航⾏時間、燃料、⾶⾏機の重量バランス、管制機関への⾶⾏申請書など、すべてに問題がないか確認し、⾶⾏の可否を判断します。
整備⼠・機⻑による⾶⾏前点検
担当する確認整備⼠、機⻑により、⾶⾏前の点検作業が⾏われます。各機能が正常に動作すること、異常がないことを隅々まで点検し、運航に⽀障がないことを確認します。
いざ機体へ
パイロットと撮影⼠が機体に乗り込み、整備⼠は出発時に異常がない事を確認し、離陸を⾒守ります。
離陸
撮影エリアへ
パイロットは離陸後、⾶⾏ルートの天候確認や、管制官との無線交信など忙しい状態が続きます。撮影⼠は移動中に撮影・計測の準備を進めます。
撮影エリアに到着〜エリア内飛行
GNSS(全球測位衛星システム)を⽤いた⾃社開発撮影補助システム「VEGA」を使って、上下左右のズレなく⼀直線にコースを⾶⾏します。乱れる⾵や⾼速で移り変わる景⾊の中で⾏う⾶⾏は、針に⽷を通すような技量が必要とされます。
撮影
複数のパソコンを⽤いてさまざまな諸元をモニターしながら撮影・計測を⾏います。上空は酸素量が地上より少ないため、⾼度によっては酸素マスクをつけながらの作業となります。
撮影終了〜着陸
フライトは、天候と作業量により⼀⽇最⻑7時間に及ぶこともあります。撮影・計測が無事終了しても、パイロットは着陸するまで気が抜けません。着陸を整備⼠が迎えます。
飛行のあとは
パイロットは⾶⾏後の報告、撮影⼠はデータのダウンロードを⾏い、できるだけ速やかに納品します。整備⼠は燃料給油後、機体を格納し⾶⾏後の点検、次の⾶⾏に備えオイルや酸素を補給します。