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Our Services事業内容

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空から地球の未来へ
空からできること

私たちが空からできること——
それは、航空機を利用して地上からは見ることができない地表の姿・変化を捉え、その情報をいち早く
提供し、安全・安心な社会の基盤づくりに貢献することです。

航空測量業務

航空測量業務のイメージ

「空中写真」を撮影する航空測量業務を通じて、社会の基盤づくりと安全・安心を支えています。

⼀般に上空からの写真撮影を「空撮」と⾔いますが、当社で行っているのは、空撮という⼤きなくくりの中の⼀つの専⾨領域である「空中写真撮影」です。「空撮」と⾔うと報道や映画⽤の撮影を思い浮かべる⽅が多いですが、空中写真撮影(航空機を使うため「航空撮影」とも⾔います)は、測量⽤の写真を空中から撮影することを指します。当社が撮影した空中写真は、紙の地図からデジタルマップまでさまざまな形で活⽤されており、国⼟の環境保全・開発やインフラ整備、災害対応・防災計画など、暮らしの基盤づくりと社会の安全・安心を⽀える役割を果たしています。

航空測量業務のイメージ
航空測量業務のイメージ

安全を見極めながら、いち早く情報を提供する──当社が災害発生時に果たす重要な役割です。

自然災害が発生した際、いち早く現場の状況を撮影し、被災直後の情報を提供することも当社の重要な業務の一つです。また、被災後の状況を定期的に撮影・計測する業務では、過去のデータと比較することにより、防災・減災のまちづくりに役立っています。 当社では、全国5カ所の空港に格納庫を保有。災害発生時には、これらの空港から撮影機で迅速かつ安全に現地に飛び、撮影後は格納庫のある空港に戻って速やかにデータを提供できる体制を整えています。

航空測量業務のイメージ

空中写真の撮影方法

空中写真撮影業界では、近年までフィルムを⽤いたアナログ撮影が続けられていましたが、今は100%デジタルカメラでの撮影になっています。撮影は、⼩型機の下部に開けられたカメラ孔に測量⽤の専⽤カメラを固定し、専⾨の撮影⼠がコンピューターでカメラを操作しながら⾏います。航空測量⽤カメラには、GNSS(全球測位衛星システム)アンテナとIMU(慣性計測装置)が搭載されています。GNSSアンテナからは衛星電波により⾃機の位置を、IMUでは⾶⾏機の細かな動き(姿勢)を記録し、それぞれの情報を専⽤の機器から取得します。

空中写真の撮影方法

これらの⽅式によって場所が確定された空中写真は、1枚ずつ重なり合うよう連続して撮影されるため、重複部分では写真を⽴体的に⾒ることができます。これをもとに「オルソ画像」と呼ばれる、地図のもとになる真上から⾒た画像が作成されます。

航空機を利用した
調査・研究飛行

航空機を利用した調査・研究飛行
セスナ208B “くにかぜⅢ”

航空機の運航・管理受託国土地理院測量用航空機「くにかぜⅢ」運航・管理業務を
民間で初めて受託

2010年、当社は国⼟交通省国⼟地理院所有の測量⽤航空機「くにかぜⅢ」の運航・管理業務を⺠間で初めて請け負い、以降その業務を継続して⾏っています。また、2019年から2023年にかけて、国土地理院が新たに開始した「航空重力測量プロジェクト」の航空機運航関連業務も受託しました。

航空重力計 TAGS-7
航空重力計 TAGS-7
航空重力装置を搭載したセスナ208
航空重力装置を搭載したセスナ208
空から新技術の実験・調査・研究をサポート

調査・研究⾶⾏空から新技術の実験・調査・研究をサポート

⾼性能、低運⽤コスト、低騒⾳でオールマイティーな性能を有した「セスナ208」は、空から新技術の実験・調査・研究をサポートしています。多種多様な航空機搭載機器を取り扱ってきた経験から、機器の性能を最⼤限活⽤できる運⽤⽅法をご提案します。

UAVを⽤いた測量写真撮影

UAV(無人航空機、いわゆるドローン)は東日本大震災後、測量会社にも急速に普及しました。当社でも2015年に中型の機材を導入し、専門のプロジェクトチームが運航業務にあたっています。 当社では実機運航の強みを生かし、航空機と同等レベルの厳しい運航ルールを策定。長年培ってきた測量とカメラの知識を元に、UAVの分野でも安全第一で運航しています。

UAVを⽤いた測量写真撮影
UAVを⽤いた測量写真撮影

航空機整備業務

航空機整備業務イメージ

安全で高品質な航空機整備作業を実施

全国5か所の格納庫と充実した設備のもと、安全で高品質な航空機整備作業を実施しています。飛行前後の日常的な点検や国土交通省の検査官によって年1回行われる耐空検査など、作業内容は多岐にわたります。 また当社は、セスナ208・セスナ206について国土交通省「航空機整備認定事業場」、経済産業省「飛行機修理事業許可」を受け、自社施設内で効率よく整備業務を行うことができます。

航空機整備業務イメージ
航空機整備業務イメージ
UltraCam Eagleを搭載したセスナ208B
UltraCam Eagleを搭載したセスナ208B"Grand Caravan"

航空機を利用したあらゆるニーズに対応

航空測量写真用カメラ・各種機材を飛行機に搭載し、運用するためには、修理改造検査という国の検査を受ける必要があります。当社では設立以来数多くの機材を取り扱ってきました。これらの実績をもとに、新しい機材の搭載、より高性能な装備品の更新など、航空機を利用したあらゆるニーズに対応できる設備を整えています。

セスナ208”Caravan”の広々としたキャビンスペース
セスナ208”Caravan”の広々とした
キャビンスペース
測量用デジタルカメラ UltraCam Eagle
測量用デジタルカメラ UltraCam Eagle

Overseas Business海外での実績

当社の社員は、海外でも活躍しています。近年は撮影士による現地での技術者育成やODAによる海外インフラ整備の支援を中心に、各国の機体を使用しての撮影・計測を行っています。

モンテネグロでの撮影風景
モンテネグロでの撮影風景
インドネシアでの航空機整備業務
インドネシアでの航空機整備業務
フィリピンでの航空測量業務
フィリピンでの航空測量業務

海外実績⼀覧

1972年5⽉〜1976年8⽉ インドネシア
1976年9⽉〜11⽉ パプアニューギニア
1976年9⽉〜1980年3⽉ ナイジェリア
1977年2⽉〜7⽉ サウジアラビア
1977年7⽉〜8⽉ フィジー
1978年2⽉〜3⽉ セネガル
1978年3⽉〜6⽉ ギニア
1978年10⽉〜1979年3⽉ ギニア
1979年9⽉〜11⽉ リベリア
1983年10⽉〜11⽉ マレーシア
1986年12⽉ ネパール
1988年1⽉ ネパール
1993年1⽉ モロッコ
1993年6⽉〜7⽉ モンゴル
2003年1⽉〜2⽉ マレーシア
2004年12⽉ タイ
2007年4⽉〜6⽉ モンテネグロ
2011年4⽉〜8⽉ インドネシア
2018年4⽉〜6⽉ フィリピン

※ナイジェリア、サウジアラビア、セネガル、リベリアについては⾃社機を空輸して作業を実施しました。